まだあまり一般的な話ではないですが、海外でもキャッシングできるカードが増えています。その多くはクレジット機能のあるカードなのですが、うまく使うと日本で現地通貨を両替して用意していくよりも手数料が安くなることも多いのです。つまり日本で用意する現地通貨は外貨ですから手数料も高めになるのですが、現地でキャッシングすればそれは外貨ではありませんから手数料は少なくて済みます。キャッシングの年利がかかったとしてもこの方が手数料も安くすむことが多いですし、現地で困るかもしれないからと日本で多めに用意した現地通貨を結局余らせてしまって帰国してからまた両替していては更に余計な手数料を支払うことになってしまいます。

海外でのキャッシングの方法は2種類あり、ひとつはATMを使う方法です。ID NumberやPIN、Personal Numberなどと呼ばれる暗証番号を入力するとCASH ADVANCEと呼ばれるキャッシングを受けることができます。そのままキャッシングの方法を選択する画面でCREDIT CARDを選べば現金を受け取ることができます。海外でのATM利用は周囲が人気のない場所や暗い場所では利用を控えることも大切ですし、利用したあと急いでその場を立ち去ると画面が初期画面に戻っておらず引き続き利用できてしまうことがあります。あわてずに、手続きが完了したら初期画面に戻しておくことが必要です。

もうひとつの方法は銀行や提携カウンターなどの窓口でキャッシングを受ける方法です。通常、カード以外にパスポートの必要となります。CASH ADVANCE Pleaseなどといえば手続きでき、受け取りの際にサインか暗証番号の入力を求められるはずです。ATMでもそうなのですが、この暗証番号は日本を始め4桁である国が多いのですが、国によっては6桁や5桁の暗証番号を入力と表示されることがあります。無視して日本と同じ4桁の番号を入力すればそれで済むことが多いのですが、なかには4桁の番号の後に0を2回Enterするなど国によって方法が違うことがありますので、事前にカード会社のホームページをよく確認しておくと良いでしょう。