緊急にお金が必要になったとき、最近では即日融資を可能にしてくれる消費者金融が増えてきた。銀行の窓口が空いている時間までに審査を通り手続きを完了できたならば、当日中に必要な金額を借入することが可能だ。しかし、金融会社がいくら手続きをスムーズにできるようにしても、本人の手続きの準備ができていなければ全く意味がない。では、融資をスムーズに受けるためにいったい何を準備すればよいのか、その必要書類にはどんなものがあるのだろうか。

まず一番大切なのは、手続きをしようとしている人が本人なのかどうかを証明する書類が必要だ。これは免許証やパスポート、健康保険証が該当する。他人の名義を利用して借入するトラブルを防ぐためにも必要な手続きだ。

次に必要なのは、印鑑。これはシャチハタよりも実印の方が良い事は言うまでもないだろう。基本的にはこの二つがあれば、少額の融資は受けられる。しかし、緊急で必要になったお金が50万円を超えるような金額であれば、さらにもう一つ必要な書類がある。それは、本人の収入を証明する書類だ。源泉徴収票や、給与明細がこれに該当する。これはなぜ必要かというと、多額の借り入れに対して返済できる能力があるか否かを見るためのものではない。そういう理由も少しはあるだろうが、本当の目的は近年制定された総量規制という制度にある。借り入れをする場合、限度額が本人の年収の三分の一までという制度だ。ゆえに50万円借り入れたいと本人が希望していても年収が150万円満たない場合は融資をすることが出来ないのである。これは、例えば本人が悪知恵を働かせて、数社の消費者金融に借入審査を申し込んだとしても、トータル限度額を超えるようであれば借り入れできない頑丈なシステムになっている。

必要書類がそろっていれば、金融会社に来店することなく素早く融資を受けることが出来る。先ほどの必要書類をカメラで撮影し、画像としてパソコンで送信するだけの手続きだ。お金と上手に付き合って行ける自信があるなら、こういう便利なシステムを上手に活用して生活にもっと余裕を持たせていくのも悪くない。