一昔前までは、消費者金融にお金を借りるのは男性の方が圧倒的に多かったが、最近では女性の債務者も急増しているという。借金をする理由は、男性のように生活費の足しにするためとかギャンブルとか飲み代とか、そういうものとは少し違うようだ。女性の場合はどういう理由で借金を作るのか、またどんな女性が借金を作りやすいのか、ありがちなパターンを3つ紹介しようと思う。

まず一つ目は「ストレス爆発型」。仕事や家庭でストレスが溜まった挙句に、発散方法として買い物をしまくる女性たちだ。物欲が激しいということとは少し違って、実際にそれが欲しいのかどうかはあまり関係ない。とにかくものを買って買って、買いまくる。彼女たちはもはや、消費することでしか快楽を味わえなくなっているのだ。少額の物から高級品まで、手当たり次第にクレジットカードで購入し、気付けば収入以上の金額の請求書が山積みになってしまう。それでも買い物がやめられない女性たちは、借金をしてでも買い続ける。その行為をやめてしまうとストレス発散法がないと思い込んでいるようだ。結局カードは限度額まで使用し、借金の返済のための借金を重ねてしまう。

二つ目は「自信も自己も持てないネガティブ型」。これは、自分自身に自信がないために外見等にお金を費やしてしまうタイプである。高額なところでいうと、整形手術。醜い自分を変えたいという気持ちから、顔を変えてみたり豊胸や脂肪吸引をしてみたり…また少し金額がおちるところだと、化粧品や矯正下着の購入費用の為の借金。初めは1点だけの購入のつもりが、化粧品はトータルで使わないと効果が出ないからとか、体は一枚の皮膚で繋がっていますからとか言われて、関連商品をすべて購入してしまう。このタイプの女性に共通するのは、自信がないだけではなく自己も持っていない。自分の意見を言えないまま流れで購入させられたりしている。店員に言われるがまま、クリニックで勧められるがまま、そのまま「じゃあこれください」と言ってしまうのだ。そうこうしているうちに財布の中身が底をついて、借金を作ってしまう。

三つ目は「男性依存型」。いわゆる貢ぐ女性たちだ。周囲の話を聞いていると、誰もが一度は男性に貢いだ経験があるように思う。仕事もろくにしていない彼の生活を支えるために掛け持ちして働く女性。ありえないような可哀想な話を信じ込んで「私が何とかしてあげなきゃ」と勝手に借金をつくる。ひどいときは彼に「自分が借金できない状態だから代わりに借りてくれない?」とダイレクトに言われて借金してしまう女性もいるようだ。

これらに共通するのは、本当の必要性を持っての借金が一つもないということである。自分の夢の為、目標の為の借金ではないのにたくさんの負債を抱えてしまっているのだ。こういう女性たちには環境を変えることが必要だ。借金を完済して、一刻も早く新たな一歩を踏み出していただきたい。