借金なんて私には無縁…初めは誰もがそう思っていることだろう。借金を抱えるのは全てがギャンブルや生活苦を理由にしている人ではない。とっさに現金が必要になるときは誰にでもある。そういう時、誰にも頼れない場合は、割と手軽に借りられる消費者金融を利用する人が、知られていないだけで意外と多いものだ。しかし、急にお金が必要になったからと言って何も考えずにぱっと目についた金融会社に駆け込むのは良くない。一度しか借りないから、どうせすぐ返済するから…そういって下調べをすることを怠ってはならない。初めてお金を借りるときの注意点について、しっかり学ぼうと思う。

まず、初めて借金をする人が消費者金融に抱いているイメージとして、バカ高い金利がついて最終的に返済できないのではないかという点があるかと思う。これに関しては、借りる金額や期間によって低い金利のまま借入することができるし、必要であれば契約時にきちんと説明をしてくれるだろう。現在では、初めて融資を受ける人向けに担当者が一人ついて、完済まで計画をたててアドバイスをしてくれるような親密な対応をしてくれる消費者金融もあるようだ。また、金利が気になるのであれば30日以内の返済が可能な場合金利がつかない、などの借り方もある。例えば友人の結婚式のための祝儀が急きょ必要になったけれども、給料前で現金が準備できないなど、翌月には問題なく全額返済できる場合はこのプランを利用すると気が楽だ。

また、初めて借金をするもののその額が割と高額な場合には、いろいろな審査を受けなければならないのだが、この審査が甘すぎる金融会社には要注意だ。本来ならば本人証明だけでなく、収入や勤務履歴を証明するものなどが必要になり、それによって借入可能な金額も変わってくるのであるが、とにかく貸してあげます、というような融資会社は俗にいう「闇金」の可能性がある。いつのまにか金利が跳ね上がることで返済不能になり、期間が延長されることでさらに金利が増えていくような負のスパイラルを生み出して、借金地獄へとおとしいれるような、ドラマみたいな金融会社も現実には存在するようだ。

最後に、一度借金をすると思った以上に簡単だったり意外と罪悪感を感じなかったりするので、次回お金に困ったときにすぐ消費者金融に手を出そうとしてしまう傾向がある。「賢く借りる」という意味では、いよいよ困ったときを除いて、今後二度と借入しないという強い意志を持つことも含まれるのではないかと思う。ゆえに一度借りた会社のカードは、完済後に処分してしまうことをオススメしたい。